事例紹介

今回は、改修から3〜4年が経っても清潔で明るい空間が保たれている「青島北小学校 トイレ改修」の事例をご紹介します。夏休み1ヶ月という短工期を成功させる緻密な現場採寸と事前準備、、収まりにこだわった造作家具など、毎日気持ちよく使ってもらうための工夫について、株式会社カルタス本郷の青島社長にお話を伺いました。



インタビュアー:
こちらのトイレは、改修されてから何年くらい経っているんですか

株式会社カルタス本郷代表取締役社長 青島:
3〜4年くらいですね。

3〜4年なんですね。全然古さを感じないです。

きれいですよね。生徒さんたちの掃除も徹底されているんだと思います。ここは職員トイレなんですけど、かなりきれいに使われています。

本当にきれいですね。改修直後と言われても分からないくらいです。

学校によってきれいに保たれるかどうかは違います。材料の違いもありますし、日々の掃除がきちんとされているかも大きいですね。



壁のデザインも印象的ですね。写真でも映えそうです。

壁のデザインや色は、学校側に決めてもらっています。こちらで施工はしますが、壁紙や手洗いの色などは学校側と相談しながら決めていきます。

木目調の壁も、落ち着いた雰囲気でいいですね。

そうですね。色や柄で空間の印象はかなり変わります。トイレはどうしても暗い印象になりやすい場所ですが、内装の選び方で明るく清潔感のある空間にできます。

児童用トイレも、壁紙や手洗いの色を選ぶんですか?

はい。児童用トイレも同じです。学校側に選んでもらいながら、バランスを見て進めていきます。

施工会社として、選び方のアドバイスもされるんですか?

そうですね。あまり奇抜になりすぎると、公共施設としては合わない場合もあります。学校側が選ぶとしても、こちらから「こうした方がいいですよ」と誘導することも大事だと思っています。


これくらいの規模だと、工期はどれくらいかかるんでしょうか?

学校のトイレ改修は、基本的に夏休みの1か月でやります。

1か月で全部やるんですか?

そうです。天井から壊して、配管や内装も含めて進めます。学校が始まると使えなくなってしまうので、夏休み中に終わらせる必要があります。

かなり大変ですね。

最初の頃は本当に大変でした。10年くらいやっていますけど、1年目は地獄でしたね。慣れていない状態で、1か月で複数箇所を進めなければいけなかったので。

1箇所だけならまだしも、複数箇所だと全然違いますよね。

そうです。1箇所を進めるのと、4箇所を同時に進めるのでは全然違います。移動もありますし、解体、設備、内装、それぞれの作業が重ならないように段取りを組む必要があります。



カウンターの色も空間に合っていますね。

こういうところも、色の種類がいくつかあります。メーカーから5、6種類くらい提示されて、その中から選ぶ形です。

細かい部分まで決めることが多いんですね。

そうです。こちらとしては「こっちの方がいい」と思うこともありますが、学校側の指定もあります。その中で、できるだけ全体の雰囲気に合うように進めます。

細部の積み重ねで、空間全体の印象が変わるんですね。

はい。壁、床、手洗い、カウンター、棚。ひとつひとつの色や素材が合っていると、トイレ全体がきれいに見えます。

今回の青島北トイレ改修では、児童用トイレだけでなく、職員トイレにも配慮した空間づくりが行われました。
改修から3〜4年が経っても古さを感じさせないほど、清潔で明るい空間が保たれていることが印象的です。そこには、汚れが付きにくく掃除しやすい材料選びと、学校側の日々の清掃・管理の積み重ねがありました。
学校トイレの改修は、夏休みの限られた1か月で複数階を一気に進める必要があります。天井や配管、内装、設備などを短期間で整えるためには、事前の採寸や工程管理が欠かせません。
図面だけでは分からない現場寸法を1センチ単位で確認し、造作棚や間仕切りをきれいに納める。そうした細かな準備と経験が、完成後の使いやすさと美しさにつながっています。
カルタスの改修工事には、ただ古いトイレを新しくするだけではなく、児童や先生方が毎日気持ちよく使える場所へ整えていく、現場目線の丁寧な仕事がありました。